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2012.
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28
昨年の秋にバッハ《マタイ受難曲》を聴いて以来、私のなかではさまざまな変化が生じています。
あまりにも大きな衝撃に当初はとまどうばかりでした。
いまもまだ、この作品の問いかけに対して何も応えることはできません。
しかし《マタイ受難曲》を聴くたびに「真実とはこういうことであったのか」という思いが湧き上がってきます。そして、じつに不思議なのですが、自分はこれからどう生きていけばよいのかということが示されるような気がするのです。
《マタイ受難曲》を聴く以前と聴いた以降は、まさに「紀元前」と「紀元後」であるかのようです。
たいへん遅くなりましたが、《マタイ受難曲》の推薦盤をご紹介いたします。
バッハ研究の第一人者である礒山雅(いそやまただし)さんがご推奨されている「レオンハルト盤」が、やはりもっともすばらしいと思われます。
レオンハルト盤は、ニケさんもいちばんお好きとのことです。
↑こちらは「CD盤」です。
この「CD盤」と同じ演奏が「SACD盤」でも発売されています。
「SACD盤」のサイトでは試聴ができますので、参考にお聴きください。
私は、レオンハルト(1989年)、リヒター(1958年)、クレンペラー(1961年)、マクリーシュ(2002年)を聴いてみました。
歴史的に名高い
リヒター盤もとてもすばらしいものでしたが、私はレオンハルトに深い感銘を覚えました。まったくしろうとの印象なのですが、レオンハルトでは内面に向かって凝縮されていくような演奏に感じられます。そして、全体に漂う静謐さにもっとも心惹かれました。
無謀な試みですが、《マタイ受難曲》にあるコラールを弾いてみました。
有名な「おお、血と傷にまみれし御頭(みかしら)」です。
まだバイエル18番までしか弾いていないというのに、とんでもない暴挙で恐れ入ります。
ここ二ヵ月あまり、この曲だけを練習していました。
どうしても弾いてみたかった曲です。
ミスタッチや音抜けがあって、なんかもう冒涜のような演奏で申し訳ありません。
じつは今月31日までしか、ネット接続ができない状況となりました。
あまりくわしく説明するとご心配されるかたもいらっしゃると思いますので、実情は控えさせていただきますが、収入の変化に伴いネット接続はしばらく見合わせることにしました。
来月からはみなさんのところへまったくご訪問できなくなり、たいへん申し訳ありません。
生活に余裕が出てきましたら、またブログも再開するつもりです。
これまでご訪問くださり、コメントをお寄せいただいた方々に心よりお礼申し上げます。
みなさんからいただいた温かい応援を糧に、これからちょっとした試練を乗り越えてみようと思います。
2012.
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05
今日はアルフレート・ブレンデルの誕生日です。
私はブレンデルがとても好きなので、元旦よりもむしろ1月5日のほうが新たな年の始まりのように感じられてしまいます。
ブレンデルは2008年12月に演奏活動からは引退していますが、レクチャーやマスタークラスレッスンは行なっています。
公式サイトでブレンデルの
スケジュールを見ると、81歳という年齢が信じられないほどまだまだ精力的に活躍していますね。
今日は、ブレンデルの演奏から、シューベルトの即興曲Op.90-3(D.899-3)変ト長調をご紹介します。
現役時、コンサートでこの曲が演奏されると、聴衆のあいだからすすり泣きが聞こえたというエピソードを読んだことがあります。
何度聴いても、心の奥深くに染み入るような演奏です。
体調はまずまずです。ご心配をかけてすみませんね。
まだネットをゆっくり見る余力がありません。
ブログをどうしたものかとも迷いましたが、やはりぼちぼちでも続けることにしました。
今年もどうかよろしくお願いいたします。
2011.
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24
持病がご機嫌ナナメですので、しばらくお休みします。
早めにきちんと相手をしてあげると、たぶん機嫌をなおしてくれそうです。
《マタイ受難曲》のCD記事をアップできず、本当に申し訳ありません。
みなさんのところへご訪問できないのもすみませんね。
できれば年内に復帰できるようボチボチがんばりたいと思っています。
急に寒くなってきました。
みなさんもお体に気をつけて年末をお迎えください。
2011.
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15
ここしばらくずっと《マタイ受難曲》を聴き、その関連の本をながめています。
全曲聴く時間を取るのもむずかしいですし、本もきちんと読みきれたものは一冊もなく、どれも中途半端でなさけない限りなのですが、毎日接しているうちにおおよその概観はつかめてきたような気がします。
複数のブロガーさんから「どのCDを聴けばいいのか?」といったご質問をいただきましたので、いま《マタイ受難曲》のCD・DVD・関連書籍について勉強している途中で、いずれアップする予定です。
今回はそれに先立って「バッハ演奏の移り変わり」についてかんたんにまとめてみました。
関連する本からの抜き書きにすぎませんが、もしよろしければご参照ください。
私のような初心者さんどうしでの勉強会メモとでも思っていただければうれしいです。
2011.
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02
《マタイ受難曲》をはじめて聴いてみました。
新約聖書に記されているイエス・キリストの受難にもとづく宗教曲であり、全曲で3時間を要する大曲です。
「マタイ」とは、4つある福音書(イエスの言行録)のうちのひとつです。
「受難」とは、イエスが捕らえられて十字架刑に処せられた一連のできごとを意味します。
「人間の罪をあがなうための神の子の受難」というキリスト教の根幹を描いたこの作品は、バッハの最高傑作とも言われているそうです。
全曲を通して聴いてみましたが、それは「音楽を聴いた」という経験とはとうてい思えないものでした。
音楽とはまったく次元のことなる「なにか」に出会わされた体験とでもいうべきものでした。
2011.
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25
iPod、iPad、iPhone……いったいどんな機械なのか、携帯電話も持っていない私には区別がつきませんが、バッハの息子たちの違いはちょっとわかるようになってきた今日このごろです。
ヴィルヘルム・フリーデマン(長男)、カール・フィリップ・エマニエル(次男)、ゴットフリート・ベルンハルト(三男)、ゴットフリート・ハインリヒ(四男)、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ(五男)、ヨハン・クリスティアン(末子)……読書メモを見ないとわからないものの、それぞれのイメージは少しつかめるようになってきました。
iナントカとちがってバッハの息子はもうこれ以上増える心配もないし、お子様向け伝記を読むだけでちゃんと区別がつくようになってきてホクホク気分です。やっぱり本はありがたいですね。
さて《マタイ受難曲》を鑑賞するまえの準備として、つぎの順番で読んでいこうと考えていました。
お子様向け伝記
↓
バッハ入門書
↓
大人向け伝記
↓
キリスト教入門書と聖書(マタイ伝だけ)
↓
《マタイ受難曲》に関する本
この最後の「《マタイ受難曲》に関する本」としては、つぎの2冊を図書館で借りてきています。
《聖書の音楽家バッハ−〈マタイ受難曲〉に秘められた現代へのメッセージ/杉山好》《マタイ受難曲/礒山雅》 ところが! 《聖書の音楽家バッハ−マタイ受難曲に秘められた現代へのメッセージ/杉山好》に対して予約が入っていることが判明しました。図書館の貸出情報をネットでチェックして昨日にわかったのですが、だれかがこの本を読みたいらしく予約しています。
ということは、貸出期限(10月31日)までにこの本を読んでしまって返さないといけません。
杉山好(すぎやまよしむ)さん(1928-2011)は、
礒山雅(いそやまただし)さん(1946-)の師にあたるかたで、この著作は《マタイ受難曲》に関する論文集です。
あとがきには「バッハの森の気楽な散策を楽しんでいただけたら、……」と著者のことばがありますが、私のような初心者には気楽などとんでもない。音楽と宗教の専門用語との格闘が大いに予想されます。
こんなに専門的な内容の本が予約でかちあってしまうとは、思いもよりませんでした。
いったいどんなかたが読もうとしているのでしょう?
いえ、じつはそのひとの気配はすでに感じていました。
以前図書館でバッハ関連の本を検索しているとき、かなり「貸出中」の本が多かったのです。おおよそ7、8冊の伝記が借りられていました。
クラシック関係の本がこれほど借りられているのははじめてでした。
ははぁ……これはきっと同一人物にちがいない。
だれかがバッハを一所懸命勉強中なんだな。
とまあ、そのころの私はこども用の伝記を5冊くらい抱えてのんきにかまえていました。
しかし、ついにそのひとの手が《マタイ受難曲》にもおよんできたようです。
後ろからヒタヒタと足音がせまってきました。
すでに伝記を何冊も読破してきた猛者の足音です。
えらいこっちゃ。
しかたがありません。まだお子様向け伝記しか読んでいないありさまだというのに、このいかにも難解そうな《聖書の音楽家バッハ−マタイ受難曲に秘められた現代へのメッセージ》を読む決心をしました。
同じ市内で同じ時期に《マタイ受難曲》を学びたいと考えている人がいる――ふしぎなめぐり合わせですね。
どんな思いでバッハを勉強しておられるのでしょう。
どんな作品を聴いておられるのでしょう。
同好のかたがすぐ近くにいるかもしれないという、ほのかに温かくうれしい気持ちにつつまれながら、この著作に取り組んでみたいと思っています。
2011.
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20
バッハについては、なにも知らない私です。
では、まず伝記を読もう!と思い立ち、図書館で数冊のぞいてみましたが……
どれも非常にむずかしそうです。
これはダメだとすぐにあきらめ、迷わず子供用の伝記を読むことにしました。
お子様向けの伝記、これはじつにいいですよ!
音楽の知識がゼロでもまったく問題ありません。
専門用語にはこどもでもわかる平易な解説がついています。
しかも大きな活字で、老眼にはたいへんありがたい。
こんなに読みやすい伝記があったとは……と大喜びで何冊か読んでみました。
そのうち、私にとってとくに得るものが大きかった二冊をご紹介させていただきます。